濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』第94回アカデミー賞・国際長編映画賞受賞!

濱口竜介監督をご存知でしょうか。昨今「寝ても覚めても」や「スパイの妻」で話題となっている映画監督ですね。そんな濱口さんが、また新たな話題を呼んだようです。詳しく見ていきましょう!

目次

受賞は『おくりびと』以来13年ぶり!堂々の4部門にノミネート!

第94回アカデミー賞授賞式が3月28日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催されました。濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞に輝きましたが、これは2013年「おくりびと」以来初の快挙となります。

この作品は、昨年、カンヌ国際映画として史上初となる脚本賞を受賞したほか、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の独立賞も受賞。見事、4冠獲得という結果となりました。

ちなみに、そのほかにも数々の作品賞、映画賞、アカデミー賞を受賞しており、この作品は世界中で評価が高いことがわかります。

濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』とは?

そんな『ドライブ・マイ・カー』ですが、どのような作品なのかと気になっている方も多いと思います。この作品は、あの村上春樹さんの短編小説を映画化したもの。簡単にあらすじをまとめてみました!

あらすじ

主人の家福は、演出家の仕事に励む一方で、愛する妻と満ち足りた生活を送っていた。しかし、妻はある秘密を残して突然亡くなってしまう。2年後、家福はある過去を持つ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。みさきと出会い、彼女と過ごす時間を通して、家福はあることに気付かされていく…。

このようなあらすじとなっています。主人公が出会う「みさき」がキーパーソンとなっているようですね。

そもそも米・アカデミー賞ってそんなにすごいの?

よくメディアの話題にのぼるアカデミー賞ですが、詳しく知っているという人は少ないのではないでしょうか。アカデミー賞はとても規模が大きくなり、その豪華な授賞式は世界で最も注目されるものと言えます。しかしもともとは、業界人が集まるささやかなパーティーのようなものだったようです。

世界には3大映画祭(カンヌ国際映画祭・ヴェネツィア国際映画祭・ベルリン国際映画祭)をはじめ、様々な映画の式典が存在します。しかし、アカデミー賞はその中でも1番の盛り上がりを見せているように思います。その理由としては、

などの選考方法の特徴が挙げられます。

濱口竜介プロフィール

濱口竜介

画像引用:日刊スポーツ

濱口竜介

生年月日 1978.12.16

高校卒業後、1年間の浪人期間を経て東京大学に入学。文化三類にて学びつつ、映画研究会というサークルに所属。その後美学芸術学研究室に進む。ADや助監督として経験を積んだあと、2018年、40歳にして初めて商業映画の監督をつとめ、カンヌ国際映画祭に出品。最近では、「ドライブ・マイ・カー」がアカデミー賞を受賞し、話題となっている。

まとめ

いかがでしたでしょうか。日本の映画作品がアカデミー賞の最重要の作品賞にノミネートされるのは、史上初の快挙と言われています。監督や演者、照明や小道具など、さまざまな分野の力が合わさってこその受賞ですね。これからも濱口監督の活躍に期待です!